研究課題/領域番号 |
17K02828
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
菅原 真理子 同志社大学, 文学部, 教授 (10411050)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語の語強勢 / 英語学習者による英単語への強勢付与 / 英語の第1強勢に隣接する非弱化母音 / 英語音節の韻律的強さの評価 / 英語母音のフォルマント特性 / 無強勢非弱化母音 / 完全母音 / 弱化母音 / 母音の強勢の強さ / 母音の弱化と継続時間 / フォルマント特性 / 英語の語強勢位置判断 / 無強勢完全母音のプロミネンス / 英語の完全母音のプロミネンスレベルの判断 / 英語母語話者 / 日本語母語話者 / 韓国語ソウル方言母語話者 / 強勢の衝突の有標性 / 完全母音を持つ音節同士の隣接 / 英語 / 音声学 / 音韻論 / 語強勢 / 有標性 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、①英語の単語内で第1強勢に隣接する有標な条件下の完全母音の英語母語話者による発話および韻律的強さ評価の研究、②日本人英語学習者と韓国人英語学習者による英単語の強勢位置判断に関する研究を行った。①の成果は論文3本、学会発表3件であり、完全母音が「弱い」と評価されていると裏付ける結果は得られなかったが、発話研究の結果からは、弛緩母音に関しては完全母音のフォルマント特性から逸脱するほどに弱化している可能性が示唆された。②の成果は論文2本と学会発表4件であり、母語に語アクセントシステムがあると、母語の無標な語アクセントパターンに引きずられながら英語の強勢位置判断を行うことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語は語強勢言語であり、語強勢の有無と母音の質との間に密接な関係がある。原則、強音節は完全母音を核とするのに対し、それに隣接する音節は弱音節であり母音の質も弱化する。しかし中にはその環境においても弱化せずほぼ完全母音と同じ音質を保つ母音も存在する。そのような母音の正体を明らかにすることが本課題の研究①の目的であったが、この①で得られた結果は日本における英語母音の発音教育に直接生かせる知見であると考える。研究②では、日本人英語学習者が英単語のどこに語強勢を付与する傾向が高いかを解明することを試みたが、この研究で得られた知見は日本人英語学習者への英語語強勢の指導に直接生かせる知見である。
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