研究課題/領域番号 |
17K02830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
澤田 治美 関西外国語大学, 国際文化研究所, 研究員 (20020117)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | モダリティ / 法助動詞 / 不定詞 / 比較構文 / 語用論 / 意味論 / 否定 / 時制 / 心的態度 / 助動詞 / 視点 / 比較文 / 「語り」のwhen節 / 疑似法助動詞 / 倒置 / 語りのwhen節 / when節 |
研究成果の概要 |
研究成果は、モダリティの概念の拡張と密接に関係したものであり、概略、以下のようにまとめられる。①比較節の構造と意味、②擬似法助動詞構文が従える不定詞句の構造と意味、③For不定詞節の構造と意味、④日本語難易構文が従える不定詞節の構造と意味、⑤英語難易構文が従える不定詞句の構造と意味。①から⑤までの研究に共通していることは、同等比較節を導くas、不定詞句を導くto、不定詞節を導くforなどに、モダリティを標示する機能を持つ「モダライザー」のステイタスを持たせることである。このことによって、モダリティの概念を拡張することが可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、以下の点にある。従来、モダリティは、「話し手の態度・判断・意見を表す」、「非現実世界への状況の位置づけを表す」などとされ、法助動詞や法副詞の意味分析が中心となっていた。本研究では、モダリティを、「事柄(命題内容、事態、状況)に対する概念主体(典型的には、話し手)の捉え方」とみなし、その定義を大きく拡張した。社会的意義は、英語教育や英和辞典の改善に寄与し得ることである。例えば、「x as …as y」構文は、「xはyと同じくらい…だ」と理解されているが、本研究によれば、「xの程度は少なくともyほどはある」と修正されるべきことになる。
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