研究課題/領域番号 |
17K02831
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
菊池 繁夫 関西外国語大学, 国際文化研究所, 研究員 (70204831)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | discourse theme / discourse rheme / thematization / addresser / pragmatics / information structure / author's implication / stylistics / text / discourse / fictitious speech act / 文体 / narrator / 意味の重層性 / ナレーター / ナラティブ / thought presentation / stream of consciousness / テクスト分析 / 意味論 / 文体論 / 文学談話 / 主題化 |
研究成果の概要 |
本研究は、sentenceのレベルで考え出されたinformation structureが虚構textレベルでも存在することを実証しようとするものであった。従来はsentenceレベルから始まり、sentence間のつながりの研究を通して、discourseに至るまでに研究対象が広がってきていた。しかし、虚構発話行為である文学textを、sentenceと同じ言語行為から生み出されていることから、sentenceと同じ意味構造を持つという認識はなかった。そのため、本研究ではsentence内に存在するtheme-rhemeの構造に着目し、それを虚構のtextにおいて発見しようとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、言語学においてsentenceレベルで研究されていた情報構造の枠組みを、虚構の文学textにも適用することで、textレベルでもthematizationの構造が存在することを証明することを目的としていた。従来の研究は自然言語に限定されていたため、文学textへの応用は本研究が初めてである。本研究では文学text中の文脈においてtheme-rhemeの構造を発見し、作者の意図を探ることを試みた点において、本研究は言語学と文学研究の間をつなぐ研究である。
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