研究課題/領域番号 |
17K02832
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 大阪大学 (2018-2022) 近畿大学 (2017) |
研究代表者 |
山本 武史 大阪大学, 大学院人文学研究科(言語文化学専攻), 准教授 (40412291)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 分節素の重さ / 音韻素性 / 音節構造 / 分節(音節分け) / 強勢付与 / 弱母音 / Yod Coalescence / 英語 / /j/ の融合 / 音節内スロット / 子音の重さ / 弁別素性 / [s] の特異性 / [s] と共鳴音の類似性 / 音節の重さ / Arab Rule / sonorant left capture / 接尾辞付加 / ラテン語強勢規則の例外 / 調音点効果 / 形態構造 / 強勢 / 舌頂性共鳴音 / フット構造 / 韻律外性 / 音韻 / 音配列 / ソノリティー |
研究成果の概要 |
本研究は、英語においてどのような音の並びが許されるか、語のどの部分にアクセントが置かれるかといった問題に、子音や母音の固有の重さという観点から説明を与えようとするものである。研究の結果、調音点(口の中の主にどこを使って発音するか)に関しては「唇音>舌背(ぜっぱい)音(舌の中ほどから奥を使う音)>舌頂音(舌の先から中ほどを使う音)」、またその他の発音の特徴については「阻害音(響きが小さい音)>共鳴音(響きが大きい音)」および「非継続音(口の中に完全な閉鎖ができる音)>継続音(口の中に完全な閉鎖ができない音)」という重さの序列を想定するといろいろな現象が説明できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果によって英語における音配列(どのような音の並びが許されるか)や強勢付与(語のどの部分にアクセントが置かれるか)などの音韻に関するさまざまな問題に子音や母音の重さという新たな視点から統一的な説明を与えることができ、英語の語レベルの音韻構造・音韻現象の解明が進んだ。この新たな視点の導入は、他言語の分析への波及や言語教育等への応用につながることも期待される。
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