研究課題/領域番号 |
17K02835
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山田 智久 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (90549148)
|
研究分担者 |
横溝 紳一郎 西南女学院大学, 人文学部, 教授 (60220563)
沢谷 佑輔 旭川工業高等専門学校, 一般人文科, 准教授 (10733438)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | ICT / Can-Doリスト / キュレーション / リテラシー / 日本語教育 / ICTリテラシー / Can-Do-Statements / 教師研修 / 日本語教師の業務一覧リスト / 授業分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、体系化されていない日本語教師のためのICTリテラシーを整理することを目指して実施された。 現職教師への聞き取り調査から、1)個々の教師によって困難とする対象が異なるためすべての教師に共通した指針を作ることは難しいこと、2)ICTの技術革新の速さ、並びに次々と登場するWebサービスの存在から習得すべき技術が非常に流動的であることが明らかになった。したがって、現時点での日本語教師に必要なICTリテラシーは、パソコンやデジタルデバイスなどの「機器類の操作リテラシー」とWebサービスやアプリを学習者のレベル・学修進捗に応じて提示できる「キュレーションリテラシー」の2つであると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は日本語教師のICTリテラシーの向上に向けた基礎研究として実施された。調査の結果から、日本語教師にとって必要なICTリテラシーが難易度別に整理されたことは、これからICTリテラシーを高めていきたいと考える日本語教師に役立つ。 また日本語教師が習得すべきICTリテラシーには、大きく分けて、ICT機器やOffice系ソフトの使い方などの「機器操作リテラシー」と現存するWebサービスやアプリの特性を見極めて学習者に紹介する「キュレーションリテラシー」に分類できることも見えてきた。このことは今後、同種の研究が展開されていく際に示唆を与えることとなることで意義深いと考える。
|