研究課題/領域番号 |
17K02840
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
牧原 功 群馬大学, 国際センター, 准教授 (20332562)
|
研究分担者 |
山岡 政紀 創価大学, 文学部, 教授 (80220234)
小野 正樹 筑波大学, 人文社会系, 教授 (10302340)
大和 啓子 群馬大学, 国際センター, 講師 (60640729)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ポライトネス / 配慮表現 / 語用論 / 第二言語習得 / 対照研究 / 日本語教育 / 言語学 |
研究成果の概要 |
本研究は外国人日本語学習者が産出する日本語の発話・文章を、ポライトネスという観点から日本語母語話者がどのように受け取り評価しているのかを分析することを目的とした。 当初は日本語学習者の産出する日本語を収集し、日本語母語話者に印象評価を依頼するという研究方法を想定したが、COVID-19の感染拡大により、既存のコーパス等をもとに言語研究者が考察を進めるという方法にシフトしつつ研究を継続した。 主要な成果として、4冊の書籍の発刊、論文の発表の他、日本語のポライトネスに密接に関わる配慮表現の普遍性についての国際語用論学会での発表、日本語用論学会でのポライトネスの対照研究についての発表が挙げられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は語用論における配慮表現研究を着想のもととするものであり、語用論と言語教育の境界的な研究として位置付けられる。日本語教育と語用論との関係では、外国語学習者の談話運用についての研究はこれまでも活発に行われてきたが、ポライトネスという側面から見た言語運用の研究は不十分な状況であった。 本研究は、統語論的、意味論的、形態論的に如何に正確な言語運用を行おうとも、対人コミュニケーションツールとしての言語運用という観点から見ると不完全であるということを指摘し、言語学習者の到達目標の設定、言語教育におけるシラバスの設計の方向性等に多くの示唆を与えるものである。
|