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社会につながる日本語教育の学びの可視化:社会との相互作用を軸にした評価をめざして

研究課題

研究課題/領域番号 17K02843
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関東京学芸大学

研究代表者

南浦 涼介  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (60598754)

研究分担者 中川 祐治  福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (70352424)
三代 純平  武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (80449347)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード教育評価 / 教育学 / 日本語教育 / ナラティブ / 社会参加 / シティズンシップ / 社会関係構築 / 承認 / エンパワメント / エビデンスにもとづく教育 / 学校教育 / 多文化共生 / 多文化共生社会 / 社会正義 / 評価 / 可視化 / コミュニティ・オブ・プラクティス / 価値の物語化 / 文化資本・社会関係資本 / 学習の可視化 / 社会との接続 / 実践研究 / 日本語教育学
研究成果の概要

本研究は,とくに日本語教育の実践に焦点を当て,社会との接点を持とうとする実践をどのように評価することができるのかを検討したものである。
多くの評価が「数値化」「指標化」という形で個の成長を見ていこうとするものである。学習者たちが学んだことを可視化していくことで,そこにある価値を教室の外側の人々が捉え,つながりを創っていくところに評価の側面があることを見出していった。それを事例を重ねて検討していった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在,多くの評価は基本的に「数値化」あるいは「指標化」という形で捉えられ,それをもって個の能力成長を測るものとして用いられている。オルタナティブ・アセスメントといわれるパフォーマンス評価も,そうした側面から自由ではない。しかし,日本語教育のように,社会とつながり,そこに関係性を構築していくようなことが重視される実践においては,別の評価の視点が必要となる。本研究はそこで「物語化」という視点を社会関係構築の面から検討していくことで,数値・指標と個に還元され得ない評価の側面と機能を提起した。

報告書

(6件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2021 2020 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 実践の可視化と価値の物語化から見る「評価」概念の問い直し2021

    • 著者名/発表者名
      南浦 涼介, 石井 英真, 三代 純平, 中川 祐治
    • 雑誌名

      教育方法学研究

      巻: 46 号: 0 ページ: 85-95

    • DOI

      10.18971/nasemjournal.46.0_85

    • ISSN
      0385-9746, 2189-907X
    • 年月日
      2021-03-31
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 民主化のエージェントとしての日本語教育―国家公認化の中で「国家と日本語」の結びつきを解きほぐせるか2021

    • 著者名/発表者名
      南浦 涼介 , 中川 祐治 , 三代 純平 , 石井 英真
    • 雑誌名

      教育学年報

      巻: 12 ページ: 287-308

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 民主化のエージェントとしての日本語教育─国家公認化の中で「国家と日本語」の結びつきを解きほぐせるか2021

    • 著者名/発表者名
      南浦涼介,中川祐治,三代純平,石井英真
    • 雑誌名

      教育学年報

      巻: 12 ページ: 3-25

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ナラティブによる評価 ―社会とつながる日本語教育実践における学びを評価するために2020

    • 著者名/発表者名
      三代純平,南浦涼介,佐藤慎司,中川祐治,石井英真
    • 雑誌名

      アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル

      巻: 12 ページ: 35-44

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 実践の可視化と価値の物語化から見る「評価」概念の問い直し─日本語教育実践における実践共同体構築にもとづいて2020

    • 著者名/発表者名
      南浦涼介,石井英真,三代純平,中川祐治
    • 雑誌名

      教育方法学研究

      巻: 46 ページ: 85-95

    • NAID

      40022647954

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 民主化のエージェントとしての日本語教育 ─国家公認化の中で「国家と日本語」の結びつきを解きほぐせるか─2020

    • 著者名/発表者名
      南浦 涼介, 中川 祐治, 三代 純平, 石井 英真
    • 雑誌名

      教育学年報

      巻: 12

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地域日本語コーディネーターの能力の育成と活用2019

    • 著者名/発表者名
      中川祐治・永島恭子
    • 雑誌名

      福島大学地域創造

      巻: 30-2 ページ: 27-40

    • NAID

      40021844454

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] ナラティブによる実践の可視化は何を生み出すのか ―評価と社会関係構築の結節点2021

    • 著者名/発表者名
      南浦 涼介, 三代 純平, 中川 祐治, 石井 英真
    • 学会等名
      日本語教育学会2021年度春季大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] ナラティブによる実践の可視化は何を生み出すのか―評価と社会関係構築の結節点2021

    • 著者名/発表者名
      南浦涼介,三代純平,中川祐治,石井英真
    • 学会等名
      日本語教育学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] ナラティブによる評価の可能性━「社会とつながる日本語教育実践」はどのように評価できるか2019

    • 著者名/発表者名
      三代純平, 南浦涼介, 中川祐治、石井英真
    • 学会等名
      日本語教育学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 実践の論理から「評価」概念を問い直す―日本語教育実践からの提案2019

    • 著者名/発表者名
      石井英真,南浦涼介,三代純平,中川祐治
    • 学会等名
      日本教育方法学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 実践の可視化と価値の物語化から捉える実践の評価━多文化共生を創造する学校変革の事例から2019

    • 著者名/発表者名
      南浦涼介
    • 学会等名
      異文化間教育学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 官学民が共に学びあい社会をつくる:親子の国際交流イベント実践研究、IN パネルセッション「『社会参加をめざす日本語教育』のその後」(代表:佐藤慎司)2019

    • 著者名/発表者名
      三代純平・福村真紀子
    • 学会等名
      AATJ 2019 SPRING CONFERENCE
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 言語景観が持つことばの教育の可能性―価値の分析と創造,変革に向けて2018

    • 著者名/発表者名
      南浦涼介
    • 学会等名
      American Association of Teachers of Japanese
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 多様性の尊重と学びの向上の共存をめざした学校変革 ―外国にルーツを持つ子どもたちの在籍する学校におけるシティズンシップとは何か2017

    • 著者名/発表者名
      南浦涼介
    • 学会等名
      大阪教育大学 第8回 国際センターシンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 今、目標づくりを問うことの意味―教育目標・評価論という分析視角 (〈つながらう・はたらく・おさめる〉の教育学)2021

    • 著者名/発表者名
      教育目標・評価学会編
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      日本標準
    • ISBN
      9784820807117
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-01-30  

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