研究課題/領域番号 |
17K02848
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
河野 俊之 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60269769)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 初級文法 / 教師養成 / 自律学習 / 協働学習 / 媒介語 / アクティブラーニング / 教材 / 初級 / 文法項目 / 導入 / アクティブ・ラーニング / 反転授業 / フォーム / ビデオ |
研究成果の概要 |
多様な学習者のレディネス,ニーズに対応するため,初級文法項目の導入方法およびそのためのeラーニング教材の開発を行った。アクティブ・ラーニングに対応するため,複数の絵を示し,学習者に文法項目の用法を推測させ,学習者と教師や,学習者同士でやり取りを行いながら,用法を理解していく方法を試みた。その結果,学習者は文法項目の用法を自律的に推測できるようになった。 また,本教材を日本語教育実習で用いることで,本教材の有効性が明らかになり,実習生はアクティブ・ラーニングについてより深く考えるようになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の初級文法教育における説明では媒介語を用いるか否かに関わらず,一方的なものが多い。それでは,協働学習になっておらず,媒介語を用いた文法解説を事前に読んでおけばよいのではないかと考えられる。また,教室外では未習の学習項目に接することはごく自然であり,その際に自律的に推測する能力を養成することが重要である。本研究は,自律学習,協働学習を初級文法教育に取り入れたことに大きな意義がある。 また,日本語学習者の自律学習,協働学習のために,日本語教師はどのような支援を行うべきかについて,教師養成において行ったことも大きな意義である。
|