研究課題/領域番号 |
17K02849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
原 瑞穂 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (90452036)
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研究分担者 |
岡田 了祐 お茶の水女子大学, 教学IR・教育開発・学修支援センター, 講師 (80757287)
半田 彩実 富山短期大学, その他部局等, 講師 (10823263)
大野 恵理 獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (40820022)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 文化的言語的に多様な子どもたち / CLD児 / 教育保障 / 子どもの日本語教育 / 教員養成系大学 / 教師教育プログラム / 言語と教科の統合学習 / 多文化共生 / 言語的文化的に多様な子どもたちの教育保障 / 教員養成研修カリキュラム / 日本語・母語・教科相互育成学習 / 散在地域 / 地域連携 / 教員養成・研修 / 教師教育 / 国際理解教育 / 言語的文化的に多様な子どもの教育保障 / 複言語複文化の子どもたちの理解 / 教職希望学生 / 現職教員 / 外国につながる子どもたち / 複言語複文化の子どもたち / 教職志望学生 / 日本語・第一/家庭言語・教科等の学習 / ルーツ / 年少者日本語教育 / 外国につながる子ども / 複言語複文化 / 教師教育・研修 / 教師の成長 |
研究成果の概要 |
本研究は文化的言語的に多様な子どもたち(CLD児)の教育保障に対し、教員として当事者意識を持ち、養成課程で培った力量を教職に就いた後も継続して活かし伸ばせるような長期的な視座に立つ教師教育プログラムの開発を目的とした。研究開始時は教員養成系のX大学ではCLD児の教育に関する独立した正規科目はなく、オムニバスでの数回の授業および課外活動でのCLD児への個別支援の教育経験のみであった。本研究において当事者意識の涵養の観点からCLD児の教育に携わる上で核となる授業の内容構成を検討した。さらに必要な科目を整理し「子どもの日本語教育関連科目履修証明書」の発行という仕組みにより、教員養成の体制を整えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の公立学校で学ぶ文化的言語的に多様な子どもたち(CLD児)は増加の一途を辿っている。地方の散在地域においてもCLD児の教育保障が求められているが、教育の担い手である教員の養成が追いついていない。本研究では、CLD児の教育にかかわる現職教員および元CLD児への聞き取り調査により現状把握と課題を洗い出し、授業案を作成実施し、内容構成の検討を行った。さらにCLD児の教育にかかわる所定の科目を履修した者には「子どもの日本語教育関連科目履修証明書」を発行し体制整備を行なった。教員養成系大学におけるCLD児の教育を担う教員養成のシステムを有している大学は全国的にも珍しく、その社会的意義は大きい。
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