研究課題/領域番号 |
17K02853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 明子 九州大学, 工学研究院, 助教 (30600613)
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研究分担者 |
横森 大輔 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (90723990)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 異文化間コミュニケーション / 相互行為能力 / 会話分析 / 日本語教育 / 言語教育 / 協働学習 / 言語学習活動 / 協働学習活動モデル |
研究成果の概要 |
本研究では、留学生と日本人学生による協働学習活動の基盤となる、対話を成立させるコミュニケーションがどのように行われているのか、実際のグループワークをデータとして、その実態を会話分析の手法を用いて明らかにした。その結果、「アイディア提示」の後の位置で理解確認のやり取りが生じていること、日本語L2話者の発話をL1話者がグループワークという文脈に積極的に意味づけることによりL2話者の参加が可能となっていること、日本語・英語両使用場面で参加者の言語レベルに関わらず「単語発話のくりかえし」が見られたこと等が、分析結果として得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、留学生と日本人学生によるグループワークの相互行為の実態を、参与者の視点から微視的に捉えた。微視的なアプローチを採った分析を行ったため、グループワーク設計のための体系的な結果を示すことまではできなかったが、最終的に協働学習活動の指導の参考になるポイントを示すことができた。本研究の成果は、大学の国際化に伴う国際共修や多文化間共修の実践場面に還元できるものである点、また、臨床的に教育実践を分析する方法として会話分析という手法の可能性を示せた点において、社会的・学術的意義があると考える。
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