研究課題/領域番号 |
17K02855
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
|
研究機関 | 広島大学 (2018-2019) 佐賀大学 (2017) |
研究代表者 |
中山 亜紀子 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (20549141)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | ライフストーリー / 留学生 / リンガフランカとしての英語 / 解釈学的方法 / 解釈学 / 質的研究 / 言語イデオロギー / ピジン / 日本語教育 / 留学生教育 / リンガフランカ / 日本語学習 / アイデンティティ / 言語学習動機 |
研究成果の概要 |
本科研事業を通じて、世界を席巻している英語=国際語という言語イデオロギーが、日本における留学生の日本語学習の意義に、非常に大きくかかわっていることが明らかになった。具体的には、韓国における日本語学習者は、日本語を選択する際、就職などの「言語道具主義」的な観点から日本語を戦略的に選択していた。また、日本留学中には、日本語能力によって周縁化される経験をしていた。一方で、リンガ・フランカとして英語を話す外国人との交流のでは、対等な関係で自由に話せると感じていた。解釈学的ライフストーリーは、従来、個人的な世界を見ることを得意としてきたが、個人に関わる大きな世界の事象も扱えることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって、日本語教育を世界的な潮流の中で見る必要性が明らかになり、将来の日本語教育のあり方を考える新たな方向性を示せたのではないか。また、本研究では、日本で比較的受け入れられている解釈学的ライフストーリーを使った手法が、海外では少数派であり、その意義を積極的に発信していく必要性を感じた。
|