研究課題/領域番号 |
17K02856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
坂井 美恵子 大分大学, 教育マネジメント機構, 教授 (60288868)
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研究分担者 |
金森 由美 大分大学, 国際教育研究推進機構, 講師 (80264323)
中溝 朋子 山口大学, 大学教育機構, 教授 (70305217)
大岩 幸太郎 大分大学, 教育学部, 名誉教授 (90223726)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | e-learningシステム / 和語と漢語 / 言い換え / プレゼンテーション / 書き言葉 / 話し言葉 / 言い換え問題 / スピーチ / 自動詞と他動詞 / コロケーション / システムの改修 / 不具合の修正 / デモンストレーション / 言い換え表現 / わかりやすいプレゼン / e-learning教材 / e-ラーニング |
研究成果の概要 |
日本語学習者,特に漢字圏の学習者がスピーチやプレゼンテーション(以下プレゼン)を行う際に,「(動物が)多い」ではなく「豊富だ」のように漢語を多く使用する傾向がある。本研究では主に中級レベルを対象に,書き言葉からプレゼンにふさわしい話し言葉への言い換え練習ができるe-learning教材を開発した。まずはプレゼンコーパスを収集、分析し,聞き手にとってわかりにくい,もしくは不適切と感じられる言葉を抽出した。出題形式は,出題文中の書き言葉を話し言葉で言い換える練習とし,正解をひらがなで入力する。学習者は、あまり意識していなかった言葉の選択に注意を向けることができたと概ね好評である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語学習者はプレゼンにおいて漢語など書き言葉を多用する傾向がある。プレゼンにふさわしい話し言葉への言い換え練習ができるe-learning教材を開発し、学習者が広く使えるようにしたことは、日本語教育界にとって大変意義のあることである。限られた授業時間の中で多彩なトピックに応じた言葉を指導することは困難であり、個々の学習者の努力に頼らざるを得ない。従って、内容語も含めたプレゼンにふさわしい語の習得については、まさにe-learning教材で個別学習ができる環境を整えることが重要である。また本教材は表現の多様性を身につけるという点でも、中級から上級レベルの学習者にとって意義のある練習となる。
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