研究課題/領域番号 |
17K02857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2019) 東京福祉大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
神村 初美 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, プロジェクト非常勤研究員 (80764654)
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研究分担者 |
西郡 仁朗 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (20228175)
小平 めぐみ 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 准教授 (00611691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | オノマトペ / 介護の日本語教育 / 外国人介護従事者 / コミュニケーション / モバイルアプリ / 自学自習 / 映像教材 / 音声教材 / 介護のオノマトペ / アプリ教材 / 痛みのオノマトペ / AI / スマートフォン用アプリ / 動画 / ロールプレイ形式 / 繰り返し学習 / 場面・動作依存 / 使用使途依存 / 外国人介護人材 / 利用者からの訴え / 痛みのオノマトペの不理解 / ベテラン介護士のオノマトペの使い方 / 介護のオノマトペのデータ化 / 日本語教育 / 医療福祉 / 外国人人材 |
研究成果の概要 |
外国人介護人材及び受け入れ側である介護施設の学習支援として、介護のオノマトペを学び、それらを適切に運用するためにモバイル版学習アプリ「おのまとコ」を開発し、その学習効果を検証した。「おのまとコ」は、外国人介護人材にとって難易度は高いが、利用者との相互理解において必要不可欠な介護のオノマトペの言語運用を導き、利用者側だけでなく日本人介護職側とのコミュニケーションにも活かされ、外国人介護人材が生き生きと日本の介護現場に参画していく「足場がけ」にも繋がるという意義が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語学や日本語教育学でオノマトペは、感覚的で主観的な言葉であるところから研究しにくく、もっとも遅れている研究分野の一つと指摘されている。しかし、母語話者にとっては理解しやすく、簡単に言い表すことができる便利な言葉である。このオノマトペにおける研究と現実との乖離を、介護のオノマトペという視点から繋ぎ、発展させた学術的な意義は大きい。また、本研究によって、外国人介護人材の介護のオノマトペの適切な運用を促した点は、超高齢社会にある日本の有用な介護人材の育成に資するという社会的意義の創出につながった。
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