研究課題/領域番号 |
17K02862
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
金田 智子 学習院大学, 文学部, 教授 (50304457)
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研究分担者 |
文野 峯子 人間環境大学, その他部局等, 名誉教授 (10310608)
山口 昌也 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 音声言語研究領域, 准教授 (30302920)
森 篤嗣 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (30407209)
佐藤 学 学習院大学, 文学部, 客員所員 (70135424)
岩田 一成 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (70509067)
中上 亜樹 学習院大学, 文学部, 准教授 (90581322)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 日本語教師 / 教師教育 / 研修 / 漫画を用いた教材 / 内省 / 授業分析 / 多面的な見方 / 意識変容 / 研修用教材 / PAC分析 / 漫画教材 / 質問の工夫 / 実践的思考様式 / 授業映像 / 養成・研修 / 日本語教師の成長 |
研究成果の概要 |
現職日本語教師を対象とした研修の方法を提案するために、授業分析結果を基にした漫画教材(授業のシーンを漫画化し、タスクを付したもの)を研修で用いることにより、どういった意識変容が起こるのか、さらには、いかなる問いかけや活動が変容に影響をもたらすのかについて検討した。具体的には、地域日本語教室指導者等を対象に研修を複数地域で実施し、研修中のやりとりを撮影・文字化したものについてFOCUS等の授業分析手法・観点を用いて分析した。併せて、研修の一環として行った活動シートも分析対象とした。漫画教材の使用及びゆさぶりをかける発問などにより、授業活動について多面的に考えられるようになる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における教育実践で用いた『研修用マンガ教材 日本語教室をのぞいてみると』は、本研究の前段階に相当する研究の成果として作成したものである。ディスカッションのポイントとなるシーンを漫画として描き、それに対するタスクと簡単な解説を含めた教材とすることにより、現職教師を対象とする研修がより生産的なものとなると考えた。実践・分析を重ね、教材の普及を図ったことにより、教材のよりよい使い方(問いかけの仕方等)が明らかになると同時に、海外の日本語教師の養成・研修に関わる専門家がこの教材を応用した動画を作成し研修に用いるといった動きも生まれ、現職教師向けの研修のあり方に少しずつ影響を与えている。
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