研究課題/領域番号 |
17K02863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
小澤 伊久美 国際基督教大学, 教養学部, 課程上級准教授 (60296796)
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研究分担者 |
池田 伸子 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (30294987)
丸山 千歌 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (30323942)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 発展的評価 / 開発型評価 / 大学 / 日本語教育 / 持続可能 / プログラム評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、大学の日本語教育部門における開発型評価(Developmental Evaluation: DE)が有効に機能したことを事例により示した。当事者らは評価疲れを感じることなく、DEによる学びと実践を日本語教師の個人的・組織的な学びとして肯定的に受け止めていた。DE実践は螺旋的な学びの場を提供していること、構成員が流動的な組織でも機能している可能性があることもわかった。結論として、効率良い評価スケジュール、タイムリーで負担の少ない形での知識やスキルの提供、DE実践による日本語教育専門家としての能力向上の実感が、日本語教育における持続可能で有用なDE評価の要因であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発型評価(Developmental Evaluation: DE)は複雑で流動的な現代社会での有用性が指摘されているが日本では研究や実践が非常に少なく、特に日本語教育分野では管見では本研究チームの取り組みしかない。本研究は、DEの意義や活用の実際をDEの具体的実践の紹介とともに社会に発信する貴重な事例となった。 また、DEの継続的実践が評価疲れを起こさず、むしろ日本語教育専門家としての力量形成になると当事者が感じていること、何が持続可能で有用なDEの実践を支えているかを明らかにしたことに学術的意義がある。研究期間中に講演会等を開催したことにはDE啓蒙や専門家集団形成という社会的意義がある。
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