研究課題/領域番号 |
17K02865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
世良 時子 成蹊大学, 国際教育センター, 講師 (50621794)
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研究分担者 |
堀 恵子 東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (70420809)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 口頭能力 / コミュニケーション能力 / 談話展開 / 質問づくり / ACTFL-OPI / OPIc / 質問 / OPI / 談話構造 / OPIc / CBT / 思考 / 論理展開 / アクティブ・ラーニング / 教授法・カリキュラム |
研究成果の概要 |
日本語のインタビューテストにおいて,話者が意見述べに使用するストラテジーや言語表現、質問者が発話を引き出す効果的な質問、対面かコンピュータベースかという形態が与える影響を明らかにした。データは、日本語の超級話者(OPIというインタビューテストで最も高いレベルだと判定された話者)からインタビュー形式で採取したものを使用し、完遂された意見述べの部分を中心に用いた。コンピュータベースのテストはOPIcを用い、対面OPIと比較した。さらに,研究過程で「質問」力に注目し、「質問づくり」を取り入れた授業に関する実践研究を行った。「質問づくり」普及のためワークショップ等も実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
意見述べは,超級/上級話者に求められる重要な口頭コミュニケーションであるため,本研究が明らかにした論理展開についての知見は教育現場に広く活用できるものであると考える。また,「質問」の持つ力に着目し,「質問づくり」の実践報告・研究を公表してきたことは,日本語教育における「質問づくり」の実践を進め,学習者の思考を深めながら言語学習を促進する方法を知らしめることに寄与したと考える。さらに,研究当時コンピュータベースの日本語口頭能力テストはOPIcが唯一であり,この実践を報告したことも新しい知見を提供できたと考える。
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