研究課題/領域番号 |
17K02875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 広島大学 (2019) 同志社大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
櫻井 千穂 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (40723250)
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研究分担者 |
真嶋 潤子 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 教授 (30273733)
渡部 倫子 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (30379870)
野口 裕之 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 名誉教授 (60114815)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 対話型アセスメントDLA / スキャフォールディング / ダイナミック・アセスメント / CLD児童生徒 / ユニバーサルデザイン / 複数言語教育 / DLA / 対話型アセスメント / 二言語能力評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、文化的言語的に多様な(CLD)児童生徒の言語能力を測る『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA』(文部科学省2014)の教育的効果を検証した。DLAを効果的に活用するには、DLA実施者に子どもの発話を促すキャフォールディングが求められることが明らかとなり、その構造も確認できた。さらに、そのスキャフォールディングとCLD児童生徒への授業実践で必要とされる教授スキルとの類似性も明らかとなったことで、DLA実践力の向上がCLD児童生徒への教育に活かされることが示唆された。以上の研究成果を受け、CLD児童生徒の多数在籍校でDLA評価を取り入れたカリキュラム改革が進んでいる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、学会発表や専門書としての公開のみならず、教育委員会や学校教育現場、地域のNPO、ボランティア団体に向けた研修といった形で社会に還元している。一対一の対話形式でCLD児童生徒の言語能力を測定するDLAでは、DLA実施者の力量に結果が左右されることが避けられない。全国の学校教育現場にDLAが普及して行く中で、DLAの有効な実施方法を示し、教育との連動を明示化することは、CLD児童生徒教育に携わる人材育成といった観点から、社会への貢献が大きく、意義があると考える。
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