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ノートの筆記過程の分析に基づく日本語学習者の講義理解過程の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02879
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関中央学院大学 (2019)
大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2017-2018)

研究代表者

田中 啓行  中央学院大学, 法学部, 講師 (40779774)

研究分担者 藤村 知子  東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (20229040)
俵山 雄司  名古屋大学, 国際機構, 准教授 (30466685)
毛利 貴美  岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (60623981)
石黒 圭  大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, 教授 (40313449)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード講義理解 / 談話構造 / ノートテイキング / 日本語教育 / アカデミック・スキル / アカデミック・ジャパニーズ / 聴解 / アカデミックジャパニーズ
研究成果の概要

本研究課題では、日本語学習者が講義を受けている間にどのような順番でノートを取ったかという筆記過程のデータと、ノートに関するインタビューへの日本語学習者の回答を分析した。その結果、日本語学習者が、話の先を予測しながら講義を聞き、講義者が専門用語などの説明のために用いた具体例を活かして講義の内容を理解していることが明らかになった。また、このような理解の仕方がノートの取り方に反映されていた。以上のことに基づいて、日本語学習者が講義を理解する力を伸ばすための方策を提示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題は、日本語学習者がノートを書く過程を分析対象とすることで、講義を受講している間の理解に着目した点に学術的意義がある。このことによって、「何が理解できないのか」だけではなく、「なぜ、どのように理解できないのか」を示した。また、ノートを書いた日本語学習者へのインタビューを合わせて分析することで、なぜそのようなノートの取り方をしたのかの裏づけをとったことにも意義がある。本研究課題の成果は、日本に留学する日本語学習者がより良く講義を理解するために必要なことを示した点で、社会的意義があるものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] ドイツ語を母語とする日本語学習者のノートテイキングの分析――講義理解における「予測」を中心に――2020

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 雑誌名

      中央学院大学 人間・自然論叢

      巻: 48号 ページ: 85-96

    • NAID

      120006876990

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語学習者による講義の配布資料への書き込みの分析-書き込む過程に見られる学習者の理解を中心に-2020

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 雑誌名

      埼玉大学日本語教育センター紀要

      巻: 14号 ページ: 15-24

    • NAID

      40022183549

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 講義中に示された具体例に対する日本語学習者の理解の様相の分析―中国語、ベトナム語母語話者のノートテイキングから―2019

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 雑誌名

      専門日本語教育研究

      巻: 21号 ページ: 29-36

    • NAID

      130008139287

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 講義を受けている時の大学生の意識の分析-ノートの筆記過程とインタビューを資料として-2020

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 学会等名
      日本リメディアル教育学会第8回関東・甲信支部大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] ベトナム語を母語とする日本語学習者による講義の配布資料への書き込みの分析-書き込む過程に見られる学習者の理解を中心に-2019

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 学会等名
      2019年度日本語教育学会春季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 中国語、ベトナム語を母語とする日本語学習者が講義を理解する過程-ノートテイキングとフォローアップインタビューの分析から-2019

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 学会等名
      2019年度日本語教育学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 日本語学習者のノートに書かれた講義の具体例の特徴-ベトナム語母語話者と日本語母語話者との比較から-2019

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 学会等名
      第21回専門日本語教育学会研究討論会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] ドイツ語を母語とする日本語学習者のノートテイキングに見られる講義の展開の予測 ―ドイツの大学に在籍する学習者のデータから―2018

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 学会等名
      日本語教育学会2018年度秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 配布資料がある講義の談話の理解ー日本語母語話者とベトナム語母語話者のノートテイキングの分析からー2018

    • 著者名/発表者名
      田中啓行
    • 学会等名
      第8回談話分析コロキアム
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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