研究課題/領域番号 |
17K02885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
保田 幸子 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (60386703)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 第二言語ライティング / 内容言語統合型学習 / CLIL / ライティング評価・測定 / 年少学習者 / Young learners / Cognition (認知) / アカデミックリテラシー / 外国語能力 / 英語教育 / ライティング能力 / EFL Writing / Young Learners / Voice / 小学校英語教育 / 書き手のVoice / ライティング能力の発達 / ライティング能力の評価 / 児童英語 / 言語的特徴 / 結束性 / 内容言語統合型学習(CLIL) / ライティング / 外国語教授法 / 第二言語習得 / 小学校英語 / 教科 |
研究成果の概要 |
年少学習者の英語ライティング能力に関する先行研究は,その多くが,欧州の内容言語統合型 (Content and Language Integrated Learning) 授業の中で実施されている。ライティング能力の測定・評価においては,しばしば,分析的評価が用いられ,多くの研究では,タスク達成,構成,語彙,文法の4つの項目に着目し,事前に定められた評価指標(ルーブリック)に基づいて,4つの項目に点数が付けられる。本研究は,先行研究とは異なり,年少学習者によるライティングの言語的特徴を質的に分析することで,CLILの効果とライティング能力の発達の関係を調査することを目的に実施された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ライティング能力の測定・評価の際には,しばしば全体的評価と分析的評価が用いられる。しかし,この二つの観点からだけでは,書き手が実際にどんな言葉を選択し,どんな文体を選択しているか,なぜそのような選択をするのかという質的な発達状況は見えてこない。本研究は,選択体系機能言語学に基づいて書き手が読み手に向けてどのような単語や文体を選択しているかを描写することを試みた。得られた成果は,ライティングの評価や測定に新たな知見をもたらすものである。また,本研究は,CLILという教授法が,内容や言語の知識に加えて思考を深めたり他者視点を育てる可能性を示したという点で,CLIL研究の発展にも寄与するものである。
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