研究課題/領域番号 |
17K02897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
瀧本 将弘 青山学院大学, 理工学部, 教授 (30269964)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | メタファー / メトニミー / 概念メタファー / プライマリーメタファー / 抽象概念 / 空間概念 / 認知言語学 / ポライトネス / 語用論 / 距離 / 英語教育 / 語用論指導 / 外国語教育 |
研究成果の概要 |
抽象概念の「丁寧度」に影響を及ぼす3つの社会的要因の度合いを空間概念の「遠近」「上下」の度合いに置き換えて学べる指導教材をコンピュータプログラムとして開発した。実験結果として、概念メタファー活用グループがリスト暗記重視グループやコントロールグループよりポストテストにおいて有意に高く、抽象概念である丁寧度の異なりを脳の中で具体的空間概念である「遠近」「上下」の異なりにイメージ化させることで、その視覚情報が脳の中で記憶として長期にわたって保持でき、丁寧度の度合いをうまく調節することができるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
① コンピュータ上に自然の言語習得過程に近い空間を構築し空間概念をわかりやすく示すことで、日本人英語学習者に「言語使用場面」にふさわしい丁寧度表現とその意味を自然に定着させることを可能にする。更に長期的指導効果を証明することができ、他の表現の指導に空間を利用した認知言語学的アプローチを利用を推奨できる。 ② 抽象的領域の意味を具体的領域を介して理解し易くする認知言語学アプローチの効果が証明でき、具体的領域の空間概念を介して学ぶことで語用論的能力向上並びに長期的な記憶維持につながった本研究結果を学校英語教育に還元したい。
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