研究課題/領域番号 |
17K02899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
大野 秀樹 大東文化大学, 経済学部, 准教授 (40343628)
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研究分担者 |
Sheppard Chris 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60350386)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | task / critical thiking / critical thinking / culture / L2 / タスク / Critical Thinking / 文化 / クリティカル・シンキング / 異文化 / 文化・異文化 / スキル / 文化、ビジネス |
研究成果の概要 |
本研究では、第二言語としての英語教育において、Critical Thinking(以後、CT)を育成すべく、タスクを開発した。そのために、CTスキルのディスクリプタの精選、それに基づくタスクの作成・評価・実施・検証をおこなった。すべてのタスクは問題解決を伴う詳細な設問を含み、それに各学習者(複数でのやり取りも含む)が返答する(書く、話すなど)。タスクが扱う内容は一般的なものと文化に関するものである。第三者によるタスク評価の後、タスクを大学の授業において実践し、それに基づきタスクを再修正した。この過程を通して、複合タスクの作成、マニュアル(採点基準・回答の過程・回答例の記載)の強化につながった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の大学英語教育におけるCTタスクのリソースが蓄積されたことに加え、本研究には以下のような意義がある。まずは、達成目標に応じてタスクを選択が可能であり、専門的な内容の知識をあまり必要としないことである。次に、対象人数と言語の四技能が定められており、単一型タスクをつなぎわせた複合型タスクもあること、そして各タスクの所要時間がわかるため、活動の幅が広がることである。また、他の教育場面においても有用である可能性が示唆されている。最後に、マニュアルにディスクリプタとタスクの理論的根拠、タスクの採点基準、回答の過程、回答例が詳細に記載されているため、理論・実践の両面において有用なことである。
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