研究課題/領域番号 |
17K02923
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
黒田 廉 富山大学, 学術研究部人文科学系, 教授 (00313578)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 語彙 / CEFR / 独和辞典 / 学習辞典 / 頻度 / 独語 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,欧州言語共通参照枠(CEFER)準拠教材の使用語彙を調査し,従来の学習基本語彙と対比させつつ,語彙頻度表を活用することによって,頻度に裏付けられた長期ドイツ滞在者向けの学習語彙(CEFR B1レベル)を選定することであった。 すでに教材の使用語彙とその頻度の調査および従来の学習基本語彙の調査および語彙頻度表での頻度調査をおおよそ終了しているが,令和4年度はこれまでの調査結果の点検と修正および語彙リストの設計面の問題を主に検討した。 調査結果の点検については,レマ化が不十分であった語,頻度に修正が必要な語(固有名詞と同綴のため普通名詞としては頻度が高すぎる等)がある等の問題が見つかり,その処理に時間を費やすこととなった。また,この間出版された語彙集の収録語と比較し,必要とみられる語の漏れを点検した。 リスト設計上の問題については,見出し語とする語形を主に検討した。語には変化形,異綴り等,複数の語形が存在することがある。レマとして統一した基準での頻度は算出してあったが,実際にどの語形を見出し語形とするのが,頻度および学習的観点から検討を行った。他にレベル区分(何段階に分けるか),配列のしかた(頻度順,アルファベット順),用例の掲載の有無を検討した。 研究成果を「学習独和辞典におけるコーパス利用の現状と課題」(カンミンギョン他『ドイツ語学への視点・ドイツ語学からの視座-成田節教授退職記念論文集-』同学社2023年)に活かした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査結果の点検と修正に予想外に時間と労力がかかったこと,新型コロナウイルスによりデータの整理が十分に依頼できなかったこと,学内業務の増大等が重なり,遅れることとなった。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの作業全体を見直し,語彙リストの設計の詳細を決定し,最終的にリストを完成させる。
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