研究課題/領域番号 |
17K02924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松原 緑 名古屋大学, 教養教育院, 准教授 (00547036)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | プロソディ / リズム / イントネーション / プロソディ・シャドーイング / 内的リハーサル / 再現率 / プロソディ習得 / 感情移入 / アプリケーション / 一致率 / ピッチ / 自律型学習 / 自律型 / 音声認識 / 自律型教材 |
研究成果の概要 |
本研究は日本語を母語とする英語学習者の「日本語訛りの英語」の特徴の一つである「ピッチ幅が狭く、平坦なイントネーション」について、音素ではなくプロソディ(リズムやイントネーション)に注意を向け、ハミングで文のプロソディを「内的リハーサル」する機会を設けることで、よりモデル音声に近づける自律型学習ツールを提案する。 検証データ結果から、ピッチ幅はハミングでプロソディを模倣をするリハーサル段階を加えた方が大きくなる傾向が一部観察できたが、ハミング音声を模倣することに困難さを感じる被験者もいたため、ハミング音声生成方法の改善を図った。再度、検証データを収集する予定であったがコロナ禍の影響で断念した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語を母語とする英語学習者に特徴的な「日本語訛りの英語」については、敢えて矯正する必要はないという意見もあるが、時に意思疎通の妨げになったり、誤解を生むこともあるため、修正することが望ましい。「通じやすさ」の観点から言えば、単語1つ1つの発音よりも、センテンスレベルのプロソディが重要であることが指摘されている。本研究で提案したツールは、発話音声からハミング音声を生成する方法に改善すべき余地を残してはいるが、英語のみならず多言語に応用できる点で汎用性があると考える。
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