研究課題/領域番号 |
17K02932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
荒木 瑞夫 宮崎大学, 多言語多文化教育研究センター, 准教授 (20324220)
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研究分担者 |
山本 佳代 宮崎大学, 多言語多文化教育研究センター, 准教授 (70438323)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | virtual exchange / normalization / L2 motivation / quality assurance / EFL / telecollaboration / オンライン協同学習 / 動機づけ / Can-Doリスト / 共通語としての英語 / ネットワーク / Can-doリスト / 協同学習 / online exchange / motivation / e-learning / writing / collaborative learning / Moodle / 外国語教育 / e-ラーニング / コンピュータ支援学習(CALL) / オンライン交流 / カリキュラム論 |
研究成果の概要 |
本研究では、英語オンライン協同学習プログラムを必修カリキュラムの一活動に位置付けるとともに、質保証枠組み作成のための基礎研究を行った。交流への参加がCEFR A2~B1の学習者の動機づけに影響を与える傾向が見られ、またパラグラフや、メディア使用、相手の視点を意識した説明の機会が多く含まれる一方、双方向のやり取りの学びや、文法や語法に関する理解には、本プログラムだけでは十分ではなく、評価項目に含めるには他の活動と組み合わせないと妥当でないことも示された。教員間の導入・指導手順や参加・学習状況のサマリーの定期的共有により、カリキュラムにおけるプログラムの正規化を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語学習を伴うオンライン協同学習プログラムは、カリキュラム化の際の、質保証担保の重要性が指摘されていた。ただ議論は欧米の少人数のデータに基づくものが多く、日本のようなクラスの大きい外国語学習環境に必ずしも当てはまらない。本研究では、日本の大学でのカリキュラム化に必要なプログラムの大規模化を行いつつ、運営と質保証の構築のための基礎研究を行った。大規模化は海外で連携する教員間の幅広く迅速な情報共有で可能となった。またプログラムは学習者の動機づけの高まりを促し知識やスキルの学習機会を提供するが、文法や語法の学習のためには別の学習活動と組合せる必要があり、評価枠組みでも考慮に入れる必要が示唆された。
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