研究課題/領域番号 |
17K02937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
ダニエルズ ポール 高知工科大学, 共通教育教室, 教授 (50307245)
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研究分担者 |
熊井 信弘 学習院大学, 付置研究所, 教授 (00248999)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | コンピューター / オンライン / スピーキング能力 / 評価 / フィードバック / language / learning / speaking / speech / recognition / computer-scored / automated scoring / voice recognition / English / automated / scoring / speech recognition / mobile learning / language learning |
研究成果の概要 |
本研究では第二言語として英語を学ぶ学習者がオンラインで録音した音声をコンピューターが自動的に採点し、個々の学習者に合った適切なフィードバックを即座に提供する「自動音声採点・フィードバックシステム」を3年間にわたって開発し、その実効性を検証したものである。このシステムを実際の授業で用いて検証を行った結果、オンライン上におけるスピーキング活動と個別のフィードバックを通して、コミュニケーションスキルの基盤となるスピーキング力を向上させることができることが示唆された。また、教師一人に対し多数の学生がいるような、個々の音声をチェックするのに困難な学習状況と思われる場合においても活用可能なシステムである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語のスピーキング能力の測定と評価は、外国語を母語とする話者がいれば行いやすいが、非母語話者である教員の場合、学習者の能力を正しく測定・評価することが難しいのが現状である。また、学習者が多数の場合、少ない母語話者に頼ることに限界が生じる。そこで、本研究では、学習者がコンピューターに外国語で話しかけることで、コンピューターがアルゴリズムを用いて、即座に発話の分析と評価、フィードバックすることで、学習者が発話の正確性の評価を得ることが可能となり、スピーキング能力の伸長に寄与するものとなった。今後はスピーキング能力だけでなく、コミュニケーション能力全体を高めることにも寄与できることが期待される。
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