研究課題/領域番号 |
17K02948
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 東京純心大学 |
研究代表者 |
高橋 千佳子 東京純心大学, 看護学部, 教授 (80350528)
|
研究分担者 |
松谷 明美 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (60459261)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 第二言語習得 / 英文法 / 認知言語学 / 英語教材 / 英語時制 / 英語の相 / 英語時間副詞 / 英語法助動詞 / 英語時制・相 / 英語副詞 / 時制・相 / 日米語比較 / 外国語 / 英語教育 / 時制 / 副詞 |
研究成果の概要 |
日本人英語学習者にとって時制と相の概念を習得することは困難であるとされているが、本研究では、時間副詞を手掛かりとした習得方法を考えた。日本語の「まだ」と「もう」は、英語ではstill, not yet, alreadyで表現されるが、語義の対応が1対1でなく、混乱を生じさせる。そこで、コーパスを用いた例文からstill, not yet, alreadyの練習問題を作成し、動画でイメージ図も作成した上で、従来型の文法説明のグループと動画を用いた実験グループとで効果を比較した。結果は実験グループが上回り、国際学会でも発表を行った。また、2025年度出版のテキストにも反映されることとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英文法の中でも習得困難とされる項目、すなわち、相、時制、副詞に焦点を当てて文献調査、授業実践、統計を用いた効果の検証、様々な学会での発表とフィードバックを経て、認知言語学の考え方に基づいた大学生向けの教科書出版が決定した。自学自習の習慣づけが難しいとされる昨今だが、英文法のエッセンスを動画の形で提示したうえで練習問題に答えることで、楽しく学びながら効果を実感することが出来る。認知言語学では基本的な考え方を示すため、学生が興味を持てば自発的にさらに深く探究することが期待できる。本研究の成果としての出版により、広く認知言語学の有用性を示すことが出来ると考える。
|