研究課題/領域番号 |
17K02961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
奥田 裕司 福岡大学, 人文学部, 教授 (90258335)
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研究分担者 |
長 加奈子 福岡大学, 人文学部, 教授 (70369833)
川瀬 義清 西南学院大学, 文学部, 教授 (20108616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | デジタル教科書 / 眼球運動 / 視線計測 / 英語読解 / 注視時間 / 英語科教育法 / 英語教育 / デジタル文書読解における平均注視時間 / 問題誤答における文書注視時間 / 教育メディア / 英語学習活動 / 教育工学 / 視線計測装置 / 電子教科書 |
研究成果の概要 |
本研究は、英語学習の読解活動において、紙媒体に印字された英文とスクリーンに映し出されたデジタルの英文を読んだ場合に、学習者の認知活動が異なるのかを調査・分析したものである。視線の動きを様々な角度で計測可能な視線計測器を用いて測定・分析を行った結果、PCスクリーン上で読解を行う方が紙媒体上で行うよりも平均注視時間が長い傾向にあるという違いが確認された他、平均注視時間が同じでも合計注視時間が長い(頻繁に注視している)学習者ほど読解問題に誤答しているという結果も確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を進めることで,紙媒体の教科書とデジタル教科書という教科書媒体の違いが学習者の理解度に及ぼす影響について科学的にデータを収集することが可能となり,今後,教育現場に普及するデジタル教科書のコンテンツを,学習者にとってより認知しやすくかつ効果的に配置するために必要な知見が得られるだろう。本研究を通して得られた成果を広く社会に公開することで,今後普及するデジタル教科書が,単なる紙媒体のテキストのデジタル版ではなく,学習効果を高めるデジタル教科書になることが期待される。
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