研究課題/領域番号 |
17K02968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
ZHAI YONG 静岡大学, 大学教育センター, 准教授 (50598498)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 照応表現 / 第二言語習得 / 中国語 / 日本語 / 言語学 |
研究成果の概要 |
本研究では、第二言語習得でも普遍文法が働いて言語習得が行われると主張する。ただ、習得する知識項目が難しい場合、普遍文法は働かずに一般的な問題解決能力のみが働く。習得する知識項目が易しい場合、普遍文法は起動し、第二言語習得では母語習得と同じメカニズムで、周りからのインプットを分析し、知識項目の特性を身につけていく。普遍文法が作動し、かつ母語と同じ振る舞いしている知識項目を学習する場合、母語の影響で学習者の第二言語習得に促進する。しかし、普遍文法が作動しない場合、母語と同じ振る舞いをしている知識項目かどうか無関係に、学習者が一般的認知能力で第二言語を理解する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二言語習得でも普遍文法が働いて言語習得が行われるのか、あるいは、普遍文法は働かずに一般的な問題解決能力のみが働くのか。この問題は、1990年代に盛んに議論された問題であり、現在も論争が続いている。本研究では、第二言語習得において普遍文法が働く場合と働かない場合があると主張する。普遍文法が働く場合、第二言語習得では母語習得と同じメカニズムで言語習得が行われる。普遍文法が働かない場合、第二言語習得では母語の影響も受けず、学習者が一般的認知能力で第二言語を理解する。本研究は今まで議論されてきた問題の解決に貢献できる。また、「照応表現の解釈」についての第二言語習得研究データの提供が可能となる。
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