研究課題/領域番号 |
17K02976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 群馬県立女子大学 |
研究代表者 |
Snape Neal 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10463720)
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研究分担者 |
細井 洋伸 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (40331946)
梅田 真理 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (80620434)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | definite article / coun nouns / mass nouns / flexible nouns / Japanese / Spanish / second language / count mass / definites / count / mass / L2 learner / SLA / articles / count-mass |
研究成果の概要 |
英語の定冠詞の意味と可算名詞・不可算名詞の区別の習得に関する調査を実施した。調査対象は英語を習得する中上級レベルの日本語母語話者とスペイン語母語話者である。課題は以下の3つである。(i)学習者の母語である日本語とスペイン語の名詞領域が、L2文法の定冠詞の使用と可算・不可算の区別にどの程度影響するか(ii)定冠詞と可算・不可算の区別の習得に特定の発達段階があるのか(iii)日本語母語話者とスペイン語母語話者の英語の定冠詞の使用と可算・不可算の区別において、最終到達点はどのようなものか 調査結果から、L2学習者の定冠詞の使用と可算・不可算名詞の区別に学習者のL1と習熟度が関与していることを示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二言語習得においては、学習者の母語が重要な役割を果たすと考えられている。本研究は、日本語母語話者とスペイン語母語話者を対象に英語の定冠詞と可算名詞・不可算名詞の区別の習得を調査した。スペイン語は定冠詞や可算・不可算の区別のある言語だが、日本語はどちらも存在しない言語である。スペイン語母語話者は母語からの転移により、英語の冠詞や可算名詞等の習得がより容易であると予測されたが、この予測は支持されず、母語からの転移を強く示すものではなかった。この結果は、冠詞や名詞の種類の習得に関して、母語の転移が期待できる場合であっても、教室での指導が学習者の理解を深めるのに役立つ可能性があることを示唆している。
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