研究課題/領域番号 |
17K02977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
佐々木 みゆき 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (60241147)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 第二言語習得理論 / e-tandem / 読み手意識 / 意見文 / 転移 / SNS / 第二言語ライティング |
研究成果の概要 |
本研究は、第2言語での作文をオンライン上で交換するe-tandem(双方向2言語通信)という形式が、学習者の読み手意識をどのように発達させ、さらにそれが他のアカデミックライティングにどのように転移し得るかを調査することを目的とした。当初の目的を超え、日本語学習者行動も合わせて調査した結果、(1)e-tandem形式は、オンライン上の「読み手意識」を向上させた。 (2)アカデミックライティングへの転移に関しては、A.以前に読み手意識について学んだことがなく、B. 作文のプロンプトに読み手に関する情報が書いてあった場合、C.「読み手にわかりやすく書こうとする」操作が最も転移しやすいことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、先行研究がほとんどないため、我が国だけでなく、様々な場面での第2言語ライティング教育に先駆的示唆をもたらすと思われる。読み手の背景に配慮し、自分の意図を英語で正確に表現する力の発達過程を調査する本研究の結果は、現行の学習指導要領が推進する「表現する力」を効果的に養成する方法を探るのに有効である。
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