研究課題/領域番号 |
17K02996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
名部井 敏代 関西大学, 外国語学部, 教授 (20368187)
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研究分担者 |
吉澤 清美 関西大学, 研究推進部, 非常勤研究員 (80210665)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | フォーカス・オン・フォーム / ランゲージング / 協働ライティング / learner awareness / 活動理論 / 第二言語教育 / 学習者意識 / 社会文化理論 / メタ言語的意識 / メタ言語的意識の高揚 / 注意 / リフォーミュレーション / 意識高揚 / 教育的タスク / 英語教育 / 相互行為 / 自律的学習 / 言語知識の活用 |
研究成果の概要 |
本研究では、「フォーカス・オン・フォーム」を、活動の主体者視点を重視する社会文化理論の枠組みから捉え直し考察を深めてきた。タスク遂行を目的とした学習者間対話でランゲージングが起こる指導モデルは、「テーマ基盤のピア・ライティング活動」を通じて一部可能であったが、その程度には個人差があり、教室内学習者に一様に働きかけるガイドの構築には至らなかった。個人差のある、動的な意識を外部から方向づけする方策の探求という課題が残った。 また、副次的な辞書検索行動の研究では、学習者の検索行動には、対象となる言語と意味理解だけでなく、それまでの辞書使用経験なども影響していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究での結果から、教室内で行われる学習活動と学習の個人差を社会文化理論(活動理論)の視点で考察することの必要性や重要性を示唆された点は学術的にも社会的にも意義があると考える。今後の第二言語教育や広く教育研究で、学習者の(認知的および心理的)意識の理解と学習過程・成果の個人差の調査・考察が望まれると考える。
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