研究課題/領域番号 |
17K02999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
木津 弥佳 (田中) ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (00759037)
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研究分担者 |
行木 瑛子 国際教養大学, 国際教養学部, 助教 (40781208)
ドーティ パトリック 国際教養大学, 国際教養学部, 教授 (50438256)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | モダリティ / 第二言語習得 / study abroad / epistemic stance / pragmatic strategy / 第二言語語用論 / 認識的スタンス / 終助詞 / modality / SLA / Japanese / English / 言語学 / 外国語教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、外国語としての日本語(JFL)または英語 (EFL) を学ぶ学習者が留学を通してどのように目標言語を習得するのかを調査・分析したものである。特に、モダリティに関連する言語形式と談話の情報構造および伝達行動に着目し、どのような発達段階を経て目標言語の使用者として目指すべき言語運用に近づいていくのかを考察した。 研究結果から、学習者のモダリティ表現には種類とその使用頻度に個人差があるものの、全般的な目標言語能力が低い学習者の方が、高い学習者と比べて留学を通しての発達がより顕著であること、また、量的にモダリティ表現の使用頻度が低い場合でも、留学後は機能的に多岐にわたる使用が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、JFLとEFL両者の調査・分析を同様の形で行った点と、留学前から留学後6ヶ月までという2年にわたる外国語学習者の発達段階を量的・質的に観察した点にある。いずれの目標言語においても、会話の中での相手との相互作用的提携という観点でモダリティ表現が大きな役割を果たしていることを明らかにした。 また、外国語としての日本語教育と英語教育に共通する語用論的能力の習得に関する研究を行うことで、両分野の橋渡しを行った点と、第二言語使用者独自の語用論的ストラテジーを育成する上で、外国語教育全般へ示唆する結果を提示できた点で社会的意義があると考える。
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