研究課題/領域番号 |
17K03003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
笠原 究 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50439006)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 英単語テスト / 語彙習得 / 学習負担 / 学習間隔 / 復習のタイミング / 単語テスト / 意図的語彙学習 / 自己決定理論 / 長期記憶 / リスト学習 / 英語 / 教育評価・測定 |
研究成果の概要 |
本研究は,第2言語習得研究に基づき,効果的な単語テストの実施方法を(ア)単語テストにおける項目数と学習間隔,(イ)単語テストと復習の順序,(ウ)単語テストに対する個人の関与という3つの観点から検証した。(ア)については,1回のテストで20語を1週間空けて2度学ぶ方が,1回に10語を1時間のインターバルで学習するよりも長期保持に有効であることが分かった。(イ)に関しては,初めの学習後,テストを行ってから復習するほうが,復習してからテストするよりも長期保持には有効であることが分かった。(ウ)に関しては,個人で学習項目を選ぶ場合と教員が項目を指定する場合の間には特に差が見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語の学習において語彙の習得は欠かせない。その促進のために単語テストを行うことは有効であるが,その実施方法に大きな示唆を与えたところに本研究の成果がある。同じ項目を繰り返しテストすることが有効だが,1回にテストする項目はある程度の数を確保し,その間隔もある程度空けたほうが有効であること。またある単語を学習したら,少し時間を置いてテストし,復習はその後に行った方が,復習してからテストするよりも長期保持には有効であることなどが本研究を通して判明した。日本の英語教育の中で行われている単語テストに,この知見が生かされるよう,今後広く発信していきたいと考える。
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