研究課題/領域番号 |
17K03005
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
斉田 智里 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (50400594)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 英語力 / 学習到達度 / 垂直尺度化 / 項目応答理論 / Can-doリスト / 段階反応モデル / CEFR-J / 英語教育 / CEFR / 学習到達目標 / 多値型IRTモデル / パフォーマンス評価 / IRT / 学習指導要領 / 言語能力 / 大規模英語テスト / 教室内言語習得 / 英語 / 学力調査 / 特異項目機能 |
研究成果の概要 |
英語教育ではパフォーマンステストや学習到達度評価において、正答・誤答の2値型採点に加えて部分点や観点別の段階評定といった多値型採点の場面が多い。本研究はまず「書くことの調査」(H22)と「話すことの調査」(H17)(国立教育政策研究所実施)の実データに多値型データ分析用の段階反応IRTモデルを適用し、部分点が有効に機能するのは正確さでなく適切さを求める問題であることを明らかにした。次に英語学習到達度目標を段階反応モデルで分析し、中学生までの基礎的運用力の尺度と高校生以上の高度な運用力の尺度とに分けて学習到達目標をIRTスコアに対応付け、英語力の発達を可視化する垂直尺度化を実現することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語教育で扱うデータは、正答・誤答の2値型のみならず、部分点や観点別段階評価による多値型が多い。本研究成果の学術的意義は、英語によるパフォーマンステストの多値型データの分析に段階反応IRTモデルが活用できる点を示せたことと、英語の学習到達度の発達段階を可視化するために、Can-do形式による自己評価の多値型データを段階反応モデルで分析し、能力記述文の垂直尺度化が実現できた点である。パフォーマンステストの部分点があまり機能していない場合もあることや、学習到達度とIRTスコアとを中学生までの尺度とそれ以降の尺度に分けて対応づけし、英語力の発達段階を可視化するができた点に社会的意義があると考える。
|