研究課題/領域番号 |
17K03006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
岡崎 浩幸 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (20436801)
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研究分担者 |
加納 幹雄 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (70353381)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 高校英語教師 / 授業研究 / 省察 / 授業後協議会 / リフレクション / 英語教師 / SCAT / 授業後検討会 / 参観者の学び / 省察レベル / 授業改善 / 教師の成長 / 教師の学び / 授業後の協議会 / 英語教師の成長 / 事後検討会 / 力量形成 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は2つに分けることができる。まず、授業参観時には、生徒の姿に焦点を当て、学びが成立しているのかどうかを確認するために、授業を参観することが重要である。その際に、成立している場合やそうでない場合について、その原因を考慮しながら参観を行う。次に、授業後の協議会においては、教師全員が生徒の反応とその意味付け(解釈)について語り合い、互いの異なる視点からの見方や解釈を共有する。これにより、教師の学びが他人事ではなく、自分自身の問題として追求することができる。また、参観者の教師がこのプロセスを経ることで、授業の改善や教師の成長につながることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の授業研究は「レッスンスタディ」として世界中に広まっているが、近年は多忙化などにより形骸化し、授業研究で得られる学びが必ずしも日々の実践に反映されないと指摘されている。本研究では、高校英語教師の授業研究の特徴を分析し、コルトハーヘンの「8つの窓」を参考に導入した。それにより、授業者の教師の思いに寄り添い、授業中の生徒の反応に焦点を当てることで、授業後の協議会におけるリフレクションの質や深さに変容が見られるようになった。この成果を基に、授業観察の方法、協議会におけるどのような視点に重き発言すべきかを示し、授業研究に取り組むことが学びの質向上、教師の成長につながることが分かった。
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