研究課題/領域番号 |
17K03011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
T・S Greer 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (10320540)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 英語会話能力テスト / 会話分析 / English interaction test / Conversation Analysis / Interactional competence / Paired discussion test / Rater rubric / Engagement / EFL / 会話能力評価 / 英語教育 / 外国語口頭力評価 / 関与力 / 英語ディスカッション能力 / 英会話評価法 / 会話的関与力 / 英語 |
研究成果の概要 |
普段英語学習環境での会話テストは、広範な説明を含むルーブリックで採点されるが、別の方法では、各レベルでビデオ録画された模範的な事例を集め、細かな表現によるルーブリックを構築する。会話分析(CA)は、このような基準を作成するための適切なツールであるが、CA専門家ではない教員評価者は、テスト評価が果たして理解できるか? 当研究では、ビデオ見本に基づいた会話テスト基準を利用する評価者の間の議論を分析し、評価者が学生の相互作用的な関与の理解に焦点を当てる。本調査によって、教師が学生の会話能力に対する理解を示し、当ルーブリックによっていかに根拠のある評価が促進できるかを示す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人英語学習者は、会話が苦手であるとよく言われ、この印象になる原因の1つは、十分にインタラクション能力を評価するテストが存在しないことが考えられる。よって、当研究では、相互作用の関与(engagement)を評価する会話テストを開発・実装し、英語教員で評価基準を試行した。具体的に、エンゲージメント(会話的関与)とは、ターン交代、ポスト拡張、トピック発展などといった相互作用的な機能を指す。これらを観察可能な形にすることによって、学習者のコミュニケーション意欲が評価できた。さらに、対話型関与をテストすることにより、ウォッシュバック効果があり、学習者はこれらの機能に注意を払うことが想定される。
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