研究課題/領域番号 |
17K03014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 中京大学 (2021) 熊本県立大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
崔 文姫 中京大学, 教養教育研究院, 教授 (00599467)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本人韓国語学習者 / 話し言葉 / 韓国語母語話者の評価 / 発話の評価観点 / 対人印象観点 / 発話と対人印象の因果関係 / 韓国語学習者 / 母語話者評価 / 学習者の発話 / 印象形成 / 評価の因果関係 / 印象的評価 / わかりやすさ / 評価観点 / 第三者評価 / 発話の印象 / 因果関係 / 母語話者の評価 / 評価基準 / 韓国語母語話者評価 / 第3者評価 / 定量調査 / 探索的手法 / 韓国語教育 / 学習者の話し言葉 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本人韓国語学習者の発話に関する韓国語母語話者の評価調査を通して、学習者の発話に関する母語話者の評価観点および対人印象観点を明らかにした。また、母語話者が学習者に対して抱く印象に学習者の発話がどのように影響するかを検証し、発話に関する評価と対人印象に関する評価との因果関係を明らかにした。研究の結果、学習者の言語としての明瞭性だけでなく、抑揚や話すスピードなどのパラ言語情報および表情や視線などの非言語情報が母語話者の抱く学習者印象に大きく影響することが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本人韓国語学習者を対象に、韓国語母語話者の評価観点と評価の因果関係を探り、学習者の言語行動と学習者に抱く対人印象との関係を明らかにした。外国語学習者の言語行動がその人に抱く印象形成に影響することは、これまで多くの研究で判明しているが、韓国語学習者を対象にしたものは見られなかった点において本研究は意義のあるものと言える。この成果は、日本人韓国語学習者に対するコミュニケーション教育に応用できると考える。また、学習者のみならず韓国語母語話者にも情報を提供することで、ステレオタイプや誤解によって生じる悪い印象を回避し、異文化に属する者同士の円滑なコミュニケーションへつながると考えられる。
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