研究課題/領域番号 |
17K03020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
須藤 路子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60226587)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語教育 / 英語音声習得 / 英語習得現状分析 / 英語発音訓練 / 母音短縮率 / 弱母音 / 読解速度 / 英語習熟度 / 発音訓練 / 英語習得の現状分析 / 英語教職課程学生 / 訓練効果測定 / 弱母音生成 / 第2言語習得 / 読解力 / 第二言語習得 / 調音位置 / 英語科教員 / 教職課程学生 / 中学校英語科教員 / 生成パターン / 持続時間制御 / 伝わる英語の習得 / 英語教職課程の学生 / 語彙力 / 外国語教師養成 / 音声言語習得 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1) 中学校英語科教員と教職課程学生の英語音声習得における発音訓練の効果を測定する、2) 音声生成パターンの習得到達度と聴解力・読解力、読解速度、語彙数による英語習熟度との関係を分析することであった。具体的には、現状分析後、発音訓練を3か月間実施した。 英語習得の現状分析に関しては、英語力のすべての指標に顕著な個人差が示され、指標間には強い相関が観測された。母音短縮率に関し、教員・教職課程被験者と母語話者には、有意差が観測されず、習得到達度が高いことが示された。 弱母音生成は、中学校英語科教員では訓練によって調音位置が高くなり、米語母語話者に近づいていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語の実践的コミュニケーション力の育成は日本の国家的急務であるが、「伝わる英語」の習得は、必ずしも促進されていない。相手に伝わる、明瞭性は、学習者の第一の習得目標である。日本人学習者による英語音声の明瞭性に関する研究は多少実施されているが、そのほとんどが評定者の主観評価による聞き取り調査との対応を検討している。 本研究は、より効果的な音声指導ができる教員養成のための有益な知見を提供できるものである。英語科教員と教職課程の学生に関し、英語の生成パターンの実験音声学的分析を体系的に行った研究は極めて少ない。発音指導の客観指標による効果測定は、効果的な発音訓練プログラムの構築に貢献できる。
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