研究課題/領域番号 |
17K03036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
大賀 まゆみ 立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (40737839)
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研究分担者 |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 上海の英語教育 / 台湾の英語教育 / 縦断研究 / 教員研修 / 授業観察 / 英語教師の成長 / 英語教師の言語使用 / 教師の成長 / 新人教員 / 新人研修 / 新人英語教員研修 / 小中高校の英語教育 / 教員の成長 / 上海地区の英語教育 / 英語教員養成 |
研究成果の概要 |
本研究では上海と台湾の3名の小中学校教師を縦断的に追跡し、教室での英語使用の変化とその要因を明らかにした。上海の中学校教師については、2年目は英語の使用比率が上がり、より長い複雑な構文を使っていた一方、語彙レベルには変化がなかった。これは生徒の習熟度にあった英語のインプットを確保しつつも、英語を理解可能にするために発話調整を行ったためだと考えられる。台湾の小学校教師については、ワークショップの参加、教師の信念、授業実践、ネイティブとのティームティングが要因となり、英語の使用頻度・機能ともに増加していた。また台湾の中学校教師については、シラバスや時間の制約のため、英語の使用頻度が減少していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではレベルの高い英語教育を提供している上海と、日本より早くから小学校英語を導入している台湾において、小中学校英語教師の成長と変化を、教室での英語使用に焦点をあて縦断的に観察・記録し、教師へのインタビューとともに分析した。英語教師が教室内でどのような英語をどのくらい使用しているのかを詳細に報告し、その変化を引き起こす要因の考察を行った。詳細な授業分析とともに教師の成長と変化を縦断的に追跡した研究は数少なく、英語授業における言語使用のガイドライン作成や、新人教員研修の時期や内容について示唆を与えるものと期待できる。
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