研究課題/領域番号 |
17K03057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
籠橋 俊光 東北大学, 文学研究科, 准教授 (00312520)
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研究分担者 |
小幡 圭祐 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特別研究員(PD) (30770127)
加藤 諭 東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本史 / 史料研究 / 意思決定 / 組織形成 / 行政 |
研究成果の概要 |
本研究は日本近世から近代において、行政組織が形成されるなかで整備されていく、意思決定に伴う様々な文書様式の成立と変遷に着目し、各時代の特徴の比較検討から、特定の時期の意志決定過程に留まらない日本近世から近代を通じた行政組織における意思決定の慣行そのものの解明を目的とした。 その結果、近世から近代にかけての意思決定慣行の内実を、それぞれの時期の行政機構の性格を踏まえつつ、立体的に理解することができた。各時代を通じた分析により、それぞれの時代の行政機構の存在形態・意思決定のあり方と文書様式の関連をより明瞭に示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、近世・近世近代移行期・近代を通観した政策決定・意見形成の具体像を提示したことである。時代や組織の違いを超え、それぞれにおける機構の意思形成を多角的に分析した本研究の成果は、方法論的に特筆すべきものがある。今後これらの成果についてさらに総合的に分析を進めていくことで、近世・近代行政機構における連続と画期について展望することが可能となった。そしてそのことは、当該時期における政治史・行政史・古文書学・アーカイブズ学の進展に大きく寄与するものと考える。
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