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出雲国風土記と歴史意識としての「古代出雲」像形成の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03068
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関島根大学

研究代表者

大日方 克己  島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 教授 (80221860)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード出雲国風土記 / 出雲風土記抄 / 出雲風土記解 / 内山真龍 / 長瀬真幸 / 青柳種信 / 小篠敏 / 本居宣長 / 高林方朗 / 歴史意識 / 古代出雲
研究成果の概要

現代にいたる『出雲国風土記』解釈に大きな影響を与えた注解書である『出雲風土記抄』と『出雲風土記解』の諸本調査を行った。関連史料とあわせて基礎的なデータを収集し、整理した。そして両書をめぐる学者のネットワークを明らかにした。とくに『出雲風土記抄』の受容、『出雲風土記抄』と『出雲風土記解』の関係、その前提となった内山真龍の出雲調査旅行の状況を明らかにした。そのことを通じて、近世以降の地域と『出雲国風土記』地名との関係づけがどのように進められ、地域社会における「古代出雲」像がどのように形成されていくか、その過程の一端を明らかにすることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

地域社会の中の「古代出雲」像は、現在の地名と出雲国風土記の地名の結びつきにより実態化されている。それが古代の記憶として残っているのではなく、近世以来の風土記認識の中で創られたものであることが明らかにされることは、現在の古代史認識を再検討し、新たな古代史像をつくるための学術的意義がある。また地域の歴史像を見直し、今後の地域社会のあり様に対する課題を提示するという現代的、社会的な意義もある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 本居宣長・小篠敏ネットワークのなかの『出雲風土記抄』2018

    • 著者名/発表者名
      大日方克己
    • 雑誌名

      社会文化論集

      巻: 14 ページ: 1-20

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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