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幕末期長州藩における洋学の受容と展開-海外留学生の果たした役割を中心として-

研究課題

研究課題/領域番号 17K03069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関福岡教育大学

研究代表者

小川 亜弥子  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70274397)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード長州藩 / 洋学 / 海外留学生 / 桂小五郎(木戸孝允) / 斎藤弥九郎 / 吉田松陰 / 幕末洋学史 / 海外留学史 / 留学生 / 幕末遣外使節 / 日本史 / 明治維新史 / 洋学史
研究成果の概要

本研究は、幕末期長州藩における軍事科学的洋学の受容と展開の様相を解明するため、新たに、長州藩の海外留学生の動向に焦点を当てたものである。本研究の成果は、次の4点になる。
第一は、万延・文久期における長州藩士の幕府遣外使節団への随従と、彼らの帰国後の動向を明らかにしたこと、第二は、文久期長州藩士の海外留学と、彼らの帰国後の動向を究明したこと、第三は、慶応期長州藩士の海外留学と、彼らの近代日本の建設への関与を解明したこと、第四は、こうした海外渡航や留学実現の背景には、桂小五郎(木戸孝允)が有する二つの人的ネットワークの存在が不可欠であったと実証したことである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で対象とする幕末期長州藩の海外留学生については、これまで、海外留学史や幕末教育史上で、諸藩による意欲的な留学生派遣の事例の一つとして、取り上げられてきた 。しかし、その多くは、文久3年に国禁を破りイギリスへ密航した5人の留学生に焦点を当てたものとなっており、当該期の渡航や留学を総体として解明する段階にまでは至っていない 。
本研究によって、万延元年から慶応3年の間に海外渡航・留学を果たした藩士18人の動向とその背景が明らかになった、と考えている。また、この成果によって、長州藩明治維新史研究の欠落を補えると同時に、幕末洋学史研究の空白を埋めることにもなる、と考えている。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 幕末期長州藩の洋学と海外留学生2020

    • 著者名/発表者名
      小川亜弥子
    • 雑誌名

      洋学史研究年報 洋学

      巻: 27 ページ: 177-213

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 幕末期長州藩の洋学と海外留学生2019

    • 著者名/発表者名
      小川亜弥子
    • 学会等名
      洋学史学会(函館大会)
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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