研究課題/領域番号 |
17K03073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
渡辺 滋 山口県立大学, 国際文化学部, 准教授 (30552731)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 史料学 / 印刷文化 / 出版 / 識字 / 古典籍 / 文字文化 / 印刷史 / 木版 / 拓本 / 装丁 / 史料 / 印刷 / 紙 / 日本史 / 書誌学 |
研究成果の概要 |
本研究「東アジア印刷文化の複眼的研究―紙・墨・顔料などの特性分析を中心に―」は、前近代の東アジア社会で生み出された各種の印刷史料を、最新の分析視角によって複眼的に分析する作業を通じ、その特質の解明を進めた。具体的には、日本国内では寺内文庫(山口県立大学)をはじめとする諸機関に所蔵される日本・中国・朝鮮の印刷史料を対象として、東アジア各地域の前近代の印刷史料を統一的な視点から分析した。その結果、各地域における印刷文化の特質と、地域毎の差異などが明確となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、この分野においては、地域毎・時代ごとに、個別の分析がなされるに止まっていた。そこで本研究では、印刷文化というものが、東アジア各地において、それぞれどの様な特質をもって展開していたのか、その共通性を探るとともに、地域・時代ごとの違いについて、その社会的な背景にまで視野を広げた分析を進めることに成功した。その結果、印刷文化の発展を支える要素として、社会全体における経済的な発展や、識字層の広範な存在が必要であることなどが明らかとなった。
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