研究課題/領域番号 |
17K03078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
小林 丈広 同志社大学, 文学部, 教授 (60467397)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地域史 / 史料保存 / 日本史 / アーカイブ / 共同研究 / 地域研究 / 歴史意識 / 史学史 / 歴史学 / 公共性 / 歴史認識 / 公共 / 地方自治 / 考古学 |
研究成果の概要 |
本研究は、歴史学の営みとして社会と密接な関係にある自治体史や地域資料館の活動を中心に据え、その学問的意義の検討を通じて、歴史学をはじめとする諸学問の可能性を検証しようとするものである。自治体史や地域資料館は、市民と身近な関係にあるため、多くの市民から批判も含めたさまざまな意見を受けることが多く、その影響を受けやすい環境にある。また、厳しい財政状況を背景とする多くの自治体においては、市民の立場に立って継続的に仕事を遂行することが難しい場合もある。本研究では、京都市を中心にその実態を把握するとともに、周辺自治体との比較検討を進め、その意義をより広い立場から検討したものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、それ以前に共同研究の成果として公刊していた『京都における歴史学の誕生』を踏まえ、そこから洩れていた視点も含めて、あらためてその経緯を検討することで、より広い意味で学問の社会的意義を検討した。具体的には、考古学や史料保存学など、歴史学の中でも独自の発展を遂げてきた学問分野の知見も取り入れ、前述の研究成果を再検討した。また、前述の研究成果が京都市に即したものであったのに対し、近隣自治体との比較の視点を積極的に取り入れ、より立体的にその意義を明らかにしようとした。
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