研究課題/領域番号 |
17K03080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
赤澤 春彦 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (90710559)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 陰陽道 / 陰陽師 / 占術 / 呪術 / 陰陽道的「知」 / 改元 / 安倍晴明 / 暦 / 怪異 / 中世 / 宇佐 / 宿曜道 / 宿曜師 / 物気 / 吉川家文書 / 国立歴史民俗博物館 / 占い / 占術書 / 宗教テクスト / 実用知 / 陰陽道祭祀 / 病 / 安倍泰親 / 陰陽家 / 地方暦 / 年号 / 宇佐八幡宮 / 散所 / 民間信仰 |
研究成果の概要 |
本研究では仏教、神祇、陰陽道といった複数宗教の習合状況を明らかにすることにより、これまで寺院や神社に収斂されがちであった民間の宗教・信仰について新たな宗教史像を明らかにすることを目指した。主に陰陽道的「知」の地域的展開や人々の生活との関連に着目して追究した。また、都市や権力における陰陽道の展開についても追究し、改元、病と物気、陰陽家のイエの形成、宗教テクストの形成などを論点にして検討を進めた。その上で、最終的に中世における陰陽道の展開およびその特質について総体的に論じることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、多元的な信仰が習合した思想の広がりや社会におけるこれらの信仰の役割について、陰陽道的「知」を軸とした見通しを示すことができた。また、これまで漠然と「民間陰陽師」と称されてきた存在について、再検討を提起し、中世と近世をまたぐ信仰の在り方の問題についても改めて考え直さなければならないことを示した。また、改元や暦といった東アジア世界で共通する知識や技術の重要性も改めて確認できた。
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