研究課題/領域番号 |
17K03087
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
山本 崇 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 室長 (00359449)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 木簡 / 出土文字資料 / 符ろく / 物忌 / 蘇民将来 / 急々如律令 / 日本史 / 呪符木簡 / 伝播 |
研究成果の概要 |
本研究は、呪符木簡の集成を手がかりとして、「木に文字を記す文化」の日本的特質を明らかにすることを目的としている。 本研究の成果は、『呪符木簡集成(稿)』を編集刊行して示した。本書は、1000点を超える広義の呪符木簡の釈文を網羅的に収集する資料集である。解説「呪符掌攷」を著し、日本における木簡初発段階から登場する呪符の歴史的展開と、呪符木簡の分類案を示し、呪符木簡研究の基礎的な素材を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において作成した『呪符木簡集成(稿)』は、宗教や祈りに関わる広義の呪符木簡を網羅的に収集した資料集で、1000点を超える資料の釈文(木簡に記された文字)を一覧することができた。平安時代後半以降の呪符には、定型化した表現がみられるものも多く、類例の蓄積は、かつて読めなかった文字をあらたに解読する手がかりとなりうる。日本の呪符木簡を内容別に網羅した資料集が完成したことで、既存釈文の再検討や、新出土資料の効率的な解読に資するであろう。
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