研究課題/領域番号 |
17K03092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
千葉 真由美 茨城大学, 教育学部, 教授 (50396933)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 百姓印 / 印判師 / 近世 / 生産・流通 / 村落 / 都市 / 日本史 / 印 / 近世史 / 村落史 |
研究成果の概要 |
本研究は一般の民衆が広く印を所持するようになった近世の印を対象として、その生産・流通の様相を把握することを目的とした。各地域における史料調査を通じて、江戸・大坂・京都の印判師の存在が確認できるデータを蓄積することができた。そして印判師によって製作された印の流通については、おおよその把握が可能となった。また、江戸・大坂・京都、各印判師の活動や印の流通については、地域の特徴を考察することもできると考える。今後のさらなる検討によって、近世の民衆が必要とする「モノ」の動きに着目した近世社会の特質を追究することが可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般の民衆が広く印を所持するようになった近世の印については、研究上で意識はされつつ、また個別事例での考察はされているものの、継続的な検討が深まっていない状況であった。また印が誰によって製作されたものか、どのように流通していたのかについては、ほとんど論じられてこなかった。本研究では江戸・大坂・京都の印判師の存在に着目し、彼らが製作した印とその流通を把握できる史料を蓄積し、それぞれの地域における特質を検討することができた。百姓印のように民衆世界の中で共通に所有している「モノ」の流通を明らかにすることで、今後、生産・流通・消費の様相を総合的に検討する土台ができたと考える。
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