研究課題/領域番号 |
17K03116
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 名古屋大学 (2018-2019) 神戸女学院大学 (2017) |
研究代表者 |
河西 秀哉 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (20402810)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | うたごえ運動 / 合唱 / 戦後日本 / 社会運動 / 労音 / 沖縄 / 日本史 / 近現代史 / 戦後史 |
研究成果の概要 |
戦後日本社会のなかで、うたは大きな力を有した。特に、うたごえ運動と呼ばれる運動は、社会運動の高揚にともなって、大きく発展した。本研究は、そのうたごえ運動の実態を史料に基づき、明らかにしたものである。 この運動は、一見するとその方向性が異なる戦前の厚生運動とも連続性を有していた。一方で、戦後特有の意義付けも存在していた。たとえば、地域の独自性が重要視されており、沖縄返還にも積極的に取り組んだ。うたを通じて、社会と接点を持とうとしていたのである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後日本社会のなかで、うたごえ運動は大きな役割を果たした。社会運動が盛んななかで、その運動を高揚させる役割を有した。それだけではなく、地域の文化的な役割をも担うこともあった。それまでうたに関わっていなかったような人々が、自身の生活などに密着するものとして、うたごえ運動に取り組んでいくこともあった。 このようなうたごえ運動の意味を明らかにすることで、社会にとって歌とは何か、人間生活における音楽の意味をも提起することができたと考える。
|