研究課題/領域番号 |
17K03118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 大阪経済大学 (2020) 安田女子大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
高木 久史 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (50510252)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 日本近世 / 貨幣 / 思想 / 貨幣統合 / 銭 / 経済思想 / 紙幣 / 貨幣史 / 近世史 / 思想史 / 経済史 |
研究成果の概要 |
近世日本的な貨幣統合の経緯を示す史実を、16・17世紀の現象的連続性に注目しつつに検出するとともに、その背後にある、16・17世紀固有の論理・思想を史料的実証に基づき復元した。思想面については、近代的貨幣統合の文脈とは異なる、当該時期固有の思想的背景を明らかにすることを目的とした。従来の貨幣史研究と経済思想史研究とがそれぞれ独立して論じられてきたのに対し、本研究は、貨幣に関する史実と政策思想を含む当時の思想動向とを関連づけて分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
貨幣統合のありようにつき、日本近世の歴史的経験を提示することで、近代的なそれを相対化するところに学術的意義・社会的意義がある。また近世日本の貨幣思想につき、従来の研究が表層的的な近代的接近を語ってきたのに対し、本研究ではその論理の時代的固有性を重視して分析したところに学術的意義・社会的意義がある。これらの作業を通じて、たとえば、歴史上の貨幣素材の選択経緯につき、従来型の論理を相対化することを試みた。
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