研究課題/領域番号 |
17K03120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 飯田市歴史研究所 |
研究代表者 |
羽田 真也 飯田市歴史研究所, 研究部, 研究員 (40757837)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 村社会 / 地域社会 / 社会構造 / 信濃国(信州) / 伊那地域 / 日本史 / 近世史 |
研究成果の概要 |
本研究では、近世の村社会に生きた人々が生活を成り立たせるためにどのような社会秩序を成り立たせていたのかという視角から、信州伊那郡座光寺村を素材に、とくに村の内部構造や都市との関係に着目して、その社会構造を明らかにした。また、同じ伊那地域に山里などとの比較検討を通して、信州伊那地域の村社会の特性を考察した。こうした研究を進めるにあたっては、座光寺の住民と連携し、現在のまちづくり運動の進展に寄与した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各家の存立を支える共同組織のあり方、村内の如来寺の出開帳を通した都市との関係、山林の用益秩序などの分析を通して、座光寺村の社会構造を明らかにできた。これらにより、地縁と同族関係の絡み合いの中で村の共同性が実現されていた点など、これまで十分に検討されてこなかった、信州伊那地域における近世中後期の村社会の特性を把握するための足掛かりを得ることができた。また、可能な限り、座光寺の住民と協働して研究を進めたことにより、歴史文化を基盤としたまちづくり運動に研究成果を反映させることができた。
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